みなさんは「きんこ」という食べ物をご存知でしょうか。
干し芋のことを伊勢志摩地方では「きんこ」「にっきり干し」などと呼びます。
冬になると伊勢志摩地方では、干し芋作りが昔から続いています。漁師や海女の保存食として、また昔の子供たちのおやつといえばこの「きんこ」でした。
きんことは、本来、ナマコ類の呼び名。干したナマコに形がよく似ていたことからそう呼ばれるようになりました。
さつま芋を煮て、切って、干す。素朴な作り方ですが、自然の恵みを濃縮した、栄養豊富なおやつです。
干し過ぎると硬くなりますが、適度に水分を残したきんこは、粘度があってやわらかく仕上がりますが、水分を残しているため、常温ではなく、冷蔵庫などで保存します。
もっちりとした食感と、さつま芋の風味。何よりその甘味は病みつきになるほど。
ストーブなどで表面を炙ると、香ばしさが増し、外側サクサク、中はもっちりでこれもお薦めの楽しみ方ですよ。